議会活動
 
 
 
2005/10/30 パキスタン地震救助募金
 
 

「ダンボール箱に小1女児の遺体」「栃木・不明女児、『無事で』の祈り届かず」
衝撃的な報道が日常と化す恐怖。この国には、もはや「安全」という言葉はなくなってしまったのか。
「安心・安全の町田」の構築を掲げる公明党町田総支部の青年部長、山下てつやにも、6歳、4歳、1歳と3人の子どもがいる。相次ぐ事件を検証していく中で、防犯ベルが役に立たなかったとの報道も。

町田でも、ごく最近、女子高生が殺害されるといった悲劇が起きたばかりである。各地の小学校では、保護者が送り迎えをするところも出てきた。

「今の不況の中では、どうしても仕事は休めず、子どもを迎えに行きたくてもいけないんです」小学生の子を持つ若い母親の悲痛な声を聞いた。
山下は思った。「今こそ、『地域力』の復興が不可欠だ」と。地域に「安全」を取り戻す良案はないのか?

そんな時、山下の耳に響いたのが、迷子になった高齢者の情報を知らせる「防災行政無線」の声だ。そうだ、この放送設備を活用して、地域の方々に呼びかけることができないか。
子どもたちの下校時刻に合わせて、児童の見守りをお願いするのだ。同時に、子どもたちにも不審者についていかないように注意を呼びかける。地域全体の防犯意識を高めることによって、犯罪者が立ち入りにくい町の雰囲気を作る。そのために、これだけ広範な放送設備を活用しない手はないはずだ。

しかし、行政の反応は冷たかった。防災無線は緊急時のためにあり、日常的に使用すると、いざという時の効果が薄れる。そんな声が聞こえてきた。

何を言っているんだ!今が緊急時でなくて、何だと言うんだ。まさにいざという時ではないのか!すでに周辺の自治体では、同様の取り組みが行われていることも分かった。できないはずはない!

「市民の声を集めるしかないな」
先輩のつぶやきに、山下は素早く反応した。署名の趣意書を書き、用紙を作った。

未来の宝・子どもたちの命は地域で守ろう! 市民の声は大きな輪となった。各学校からは、地域へボランティアを募る呼びかけも始まった。「地域力」の復興への一歩だ。

そして、防災行政無線を子どもたちの安全のために使用することを、ついに行政側も決断した。一人ひとりの声が政治を動かす。
山下てつやは、政治の原点をあらためて実感した。
 
 
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